料理のレシピは覚えたいけど、年会費などを使って料理教室に通うのは割に合わないという人もいます。
費用負担の面だけでなく、忙しくて通い続けることに不安な人におすすめなのが単発の料理教室です。
仕事の関係で休みが不定期になりがちな人や、勤務時間がずれがちな人でも利用できるため、一般的な料理教室よりも便利な場合もあります。
ただし、基礎から順序だてて学ぶことが難しいなどのデメリットもあるため、長所と短所を良く知っておく必要があります。
単発の料理教室の特性を知ってメリットとデメリットを比較
単発料理教室は、周期的に通う料理教室と違った特性があります。
それぞれのメリットとデメリットを知っておくことで料理教室を選びやすくなります。
メリット1. スケジュールの調整がしやすい
料理教室には様々な種類がありますが、周期的に通わなければならないものが多くなっています。
月1回で好きな日に受講ができるスタイルの料理教室などもありますが、曜日や時間の指定があるとスケジュールに組み込むことが難しくなることがあります。
家事や仕事の関係で時間の調整が難しい人もいるため、通い続ける必要のない単発の料理教室の方が通いやすいケースもあるのです。
自分の通いたいジャンルや覚えたい料理を絞り込み、ピンポイントでレシピを学ぶ方法もあります。
メリット2. 料金面でも安く済ませることができる
料理教室の中には授業料のほかに年会費や入会費が必要になるケースがあり、授業料以外の費用負担が重くなってしまう場合があります。
維持費がかかることが不安で料理教室を避ける人もいるほどで、1回の支払いで完結するかどうかは重要になってきます。
単発の料理教室は入金が一度で済み、料金面でも安く済ませられることが多いのがメリットになっています。
デメリット1. 段階的に学ぶのが難しい
単発の料理教室のデメリットは段階的に料理を学んでいくことが難しいことです。
基礎について学べる教室は少なく、参加してみると要求されるハードルが高く、内容についていけないケースも出てきます。
教室ごとに参加のために必要な事前知識や練習量が変ってくるため、少しずつ料理を学んでいきたい人には不向きになっています。
しっかり料理を勉強したい方は「料理教室 比較」をご覧ください。
デメリット2. 講師とのコミュニケーションが難しい
単発の料理教室でマンツーマンで教えてくれるケースは少なく、多くの場合は大勢の参加者の一人として利用することになります。
講師と話したり料理の指導を受ける時間も短くなりがちで、不満を抱えやすい要素にもなっているのです。
コミュニケーションが得意かどうかは人それぞれで、ある程度慣れてから出なければ気軽に声がかけられないという人もいます。
単発の料理教室の場合は初対面の人間とコミュニケーションをとる能力が求められることも多く、料理を学ぶためのハードルになってしまうこともあるのです。
だから、定期的に通える料理教室で、少しずつなれた方が良い人という方も多いです。
単発の料理教室ってどこがある?
① 東京ガス料理教室
時短料理や子供と一緒に学べる食育メニューなど、様々な料理を学べるのが特徴です。
レシピを覚えたい人や、料理のバリエーションを増やしたい人におすすめです。
料金は3,800円が目安で、お菓子作りや材料費が高いレッスンについてはさらに価格が高くなるケースもあります。
② COOKPAD料理教室
料理の情報サイトとしておなじみのCOOKPADが運営するり料理教室です。
認定講師が様々なジャンルの料理を教えてくれるのが特徴で、学びたい料理やレシピをピンポイントで学ぶことができます。
料金は5000程度からが目安で、本格的なものになると料金も高くなる傾向があります。
一回ごとに様々な料理のレシピを覚えるだけでなく、タイミングにあわせて初級、中級、上級のコースにチャレンジしていくなど、自分のペースでステップアップしたい人にもおすすめです。
③ ベターホーム料理教室
一般財団法人ベターホーム協会が運営する料理教室で、営利目的ではなく、手軽に学べて一緒使える料理の技術を伝えることをコンセプトにしています。
コース授業がメインですが、500円で参加ができるワンコイン体験教室が存在します。まずは料理教室がどんなところか知りたいという人におすすめです。
④ ホームメイドクッキング料理教室
パンやお菓子をメインにした料理教室です。ワンコインの体験教室と、1日だけコース会員と同じレッスン内容を受けられる1日入会が存在し、それぞれ500円と4000円の価格設定になっています。
ワンコインレッスンを受けて雰囲気を掴み、実際のコースレッスンがどんなものか1日入会で違いを確認することができます。
また、1日入会で学びたい料理だけを選んでいくこともできます。
⑤ ニップン料理教室
日本製粉が運営する料理教室で、日本製粉の商品を使った料理を学べるのが特徴です。
製パンクラスも存在し、幅広い料理を学ぶことができます。1回の参加で様々な複数の料理を一度に学べるのが特徴です。
料金は1500円からと非常にリーズナブルです。
単発の料理教室に通っている人の口コミは?
様々な単発料理教室に通っている人の口コミを集めました。
楽しくて時間があっという間に感じました。先生がわかりやすく教えてくれたので、レシピも完璧に覚えることができて感動しています。
先生が気さくな方で、積極的に話しかけてくれたのが印象的です。周りの人とのコミュニケーションもとりやすくなったため、料理作りも楽しめました。味の面でも大満足なので、家でも作ってみたいと思います。
少し時間が足りないように感じました。たくさんの料理を覚えたくて短時間でコースを学べるレッスンを選択しましたが、時間が少し足りないように感じました。指導を受けられる時間が少なかったので、もう少し時間か人数に余裕が欲しかったです。
話が脱線しがちだった。 オーガニック系の料理教室にいきましたが、スピリチュアルな方向に話が脱線しがちでした。好きな人にはいいかもしれないですけど、料理のレシピを覚えにいったのでムダ花使用に感じてしまいました。料金も高く、割に合いませんでした。
単発の料理教室で良い体験をしたという人がいる一方で、不満を覚えた人も存在するようです。
参加するのであれば体験教室の内容だけでなく、運営者や講師の情報も確認した方が良さそうです。
単発の料理教室に通う際に注意したいことは?
単発の料理教室に通う際に注意したいのは、キャンセルの扱いです。
キャンセルポリシーは各教室によって異なり、キャンセルのタイミング次第で返金されないケースも出てきます。
料金の安さや通いやすさだけでなく、万が一予定があわなくなった際の手続きも確認しておくのがおすすめです。振り替えができるのかもチェックしておくのがおすすめです。
遅刻がどの程度許されるかも料理教室によって変ってきます。
また、料理教室によっては人数が揃わなければ開催自体がされないケースも出てきます。
人数が集まらない場合などはメールなどでお知らせがくるのが一般的なため、連絡があった場合は必ず確認する必要があります。
自分がどの程度料理ができているか把握しておくことも重要です。
たとえば料理初心者が上級者コースの料理を学ぼうとしても、基本的な用語がわからずに時間のロスが生じてしまうケースがあります。
手際や時間の管理が重要になる料理も多く、慣れていなければ作るのが難しいケースすら出てきます。
自分の腕前に合わせて初級者向けのレシピから覚えていくなど工夫も必要になってきます。
まとめ
単発の料理教室はリーズナブルな価格で利用できるものが多く、様々なレシピを覚えるのに向いています。
一方で、講師や参加者との相性が出てしまうケースも存在し、物足りなく感じてしまうケースもあります。
トラブルを防ぐための事前の情報収集や確認が重要で、自分の腕前に合わせた教室を選ぶことが上手に利用するコツになります。
不安が大きい場合はコース方の料理教室を選択するなど、使い分けをするとより無理なく学べるようになります。